続きです。これで最後です。
日の出前まだ暗い時間、午前3時半頃に8合目を出発。ご来光のためです。 そして鳥居をくぐって、頂上に。 今までずっと見上げて、「あともうちょっと、、、」と思わせぶりだった富士山の上は、人がいっぱい、登頂記念グッズなどの販売で、「あれ?5合目と同じ?」と、俗っぽかったです。 頂上ではペットボトル1ℓ水は1000円に。頂上で2泊予定、観測所の近くの山小屋に荷物を置き、剣が峰含め今度はお鉢巡り(火口縁を一周すること)。 「火口絵巻」「展望絵巻」のため、各所でスケッチ。
これはスケッチで360°ぐるっと景色を繋げよう!という当時若かりし私の企画です。 お鉢巡りしているとき、火口の風景と、後ろを向いて富士から見える景色を描いたものです。展望絵巻は雲海などで抜けている箇所もあり、何だかグダグダ感もありますが、よく見るどうやら繋がってました。
一度だけこれを起こして絵にしましたが、未熟で、絵に成りきらないモノになってしまいました。 今このスケッチ群を見ると、今だったらもうちょっとカッコよく表現出来そうな気もします。
グルっと一周、一日がかりでゆっくり周り、各所でスケッチ。確かに歌通り、四方の山を見下ろす、見渡しても富士山の無い展望。 今までの行程を労い、成果に堪能。
この富士山行は8月初め、4泊5日、全日天候は抜群に良いが、夕方からは大体雲が多く、夜半は雨、土砂降り。
翌日は帰途、御殿場口から須走、駆け抜けるように降りました。帰るのはあっという間。 お疲れ様、バイバイ、て感じであっさりと。
当時の旅行の一部をこうして思い返してみますと、外だと旅行、室内だと絵を描く どちらも一人遊びです。制作する時はインドア生活ですが、たまに脳内で意識を外に飛ばせる、想いを馳せると良いですよね。 因んで時刻表とか好きです、あと地図も。
沢山経験、沢山スケッチして脳内にstockする。それが絵に制作に反映する、するかもしれない。取り入れたものは果たして消化し、何かに成り得るのか?(実験と検証は続く。。。)
(ご拝読、有難うございます)
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